奇跡のニューサマーオレンジ

ニューサマーオレンジ(=日向夏ひゅうがなつ)は真方まがたさん家に自生した1本から生まれた奇跡のフルーツです。『何やら珍しいミカンがあるぞ!』→『食べてみよう!』→『あらまー、おいしい!』→『接ぎ木で増やそう』…と、こんな感じで育てられて今に至る果物です。しかも、庭の隅の生ゴミの中から生えていたとか、いないとか…。

自然交配しぜんこうはいして生まれたと言われていますが、柑橘類かんきつるいはこういう事が結構普通に起きるようです。生き物の世界では、しゅが違うと子どもができませんが、ゆずたちばな檸檬れもん蜜柑みかんなど柑橘類はどれをかけあわせても簡単に子どもができてしまうそうです。そのせいで…というか、そのおかげで、あの美味しいニューサマーオレンジが食べられるというわけです。う、うれしい!!

さわやかな香りと酸味、内側の白い皮も取らずにバクバク食べられます。ニューサマーオレンジは、柚と橘の掛け合わせといわれているので、香りと酸味は柚から、果汁と白い皮の甘みは橘から受け継いだものだそうです。

ニューサマーオレンジからは少し話がズレますが、ニューサマーオレンジのお母さん。(あ、お父さんかもしれませんが…笑)橘について少し小話を・・・。

日本固有の野生種である柑橘は『橘』『シークワーサー』の2つだけだそうです。えぇーーーー!!!と驚いたのは私だけでしょうか?日本ではデコポン、温州ミカン、伊予柑いよかんなど、いろんな種類のみかんを食べることができますが、それらはどれも外国産か品種改良の賜物だそうです。・・・というわけで、古事記や日本書紀、お雛様飾りにも出てくる橘は、まちがいなくレジェンド。古事記が編纂された奈良時代(700年代前半)には存在が確認されているので、私の中では橘の神聖さが増増ましまし。です!

もう一つの日本固有の野生種のシークワーサーですが、こちらは古事記には登場せず、江戸時代に琉球王国がまとめた地理の本などでその記録が見られ、ずっと後のことになるそうです。古事記が書かれた時代には、沖縄はまだ日本(大和朝廷)の統治組織や文化圏外にあったのだから、登場しなかったのも納得ですが、まちがいなく沖縄の人々の生活の中には命薬ぬちぐすいとして存在し、今や沖縄の立派な大人気ブランドを確立しているように思います。シークワーサーも私の大好きな柑橘類の一つです♪

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