ネギの特徴的なパワー成分と言えば『アリシン』と『フルクタン』
アリシンは、ツンとするようなにおいや辛みの元。フルクタンは、ネギを切ると出てくる、白い部分の内側のヌルヌル。フルクトース(果糖)がつながったもので、そのままでは甘く感じませんが、食物繊維なので、善玉菌のエサになり腸内環境を整えてくれます。加熱すると果糖に戻り、甘みが大爆発!生でも熱を加えてもパワーを発揮してくれます。ネギを焼いて食べるとトロッとして甘いのは、このフルクタンのおかげですね。
さて、日本には『風邪の時は、ネギを首に巻く』というやや絵的にはおかしな治療法があります。いわゆる、おばあちゃんの知恵袋・・・というものですね。
アリシンには①殺菌効果:食中毒の原因菌を抑えるほどの殺菌力あり ②抗ウイルス作用:ウイルスの侵入を防いだり、ウイルス増殖を抑えるサポート能力あり ③ビタミンB1 の吸収を高める:疲労回復に役立つビタミンB1とくっつき、体内にとどめる時間を長くする ④食欲UP/消化を助ける:独特の香りが脳を刺激し、胃液の分泌を促す ⑤血液サラサラ効果:悪玉コレステロールの酸化を抑えたり、血栓ができるのを防ぐ効果あり・・・などとても健康に良さそうな、風邪対策に良さそうな効果が盛りだくさんです。
ですから絵的にはおかしくとも、おばあちゃんの知恵袋は、根拠のない迷信というわけではなさそうです。
・・・とは言っても言葉通りに、ネギを首に巻き付けた自分を想像してみてください。ちょっと抵抗ありますよね?
具体的にはどういう風にするのが良いのか?というと、『ネギを焼き、手ぬぐいで包んで首に巻く』というのが正解らしいです。もっと詳しく書くと
長ねぎの白い部分を5㎝ぐらいで切る
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表面が少し焦げるくらいまで焼く
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縦に切り込みを入れ、内側のヌルヌルを出す
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布で包む
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ネギの成分が喉にあたるように首に巻く
喉の皮膚から吸収しているわけではなく、首に巻くことで、口や鼻の近くにネギの香り(=アリシン)が届きます。呼吸の際に香りを吸い込み、その時、喉粘膜の殺菌をしたり、鼻づまりの解消を促すことができます。また、成分とは関係ありませんが、焼いたことで、首元の動脈を温めることができ、体温を上げて免疫力を高めることを目指した方法だとも言えます。理由がわかると、薬が少ない昔に重宝されたのも納得できますが、食べるのが専門で私はやったことありません・・・笑
私の個人的な意見ですが、色々な薬が出回る現代では、ネギを首に巻いて風邪対策をするくらいなら『ネギたっぷりの熱々うどんを食べて早く寝る』のが、アリシンを直接取り込め、他の健康効果も得られるので、とても効率的だと思います。笑
フランスには『タマネギを枕元に置いて寝る』という習慣があるそうです。安眠効果?もあるのでしょうか?何だか、私は目が覚めてしまいそうですが・・・。

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