アボカドの別名

「森のバター」「貧乏人のバター」「ワニの梨」「バターフルーツ」・・・何のことかわかりますか?

「森のバター」はけっこう有名。これらは全部、アボカドのことです。別名に「~バター」「バター~」と、バターがつくのは、どれも食感からついた名で、「ワニの梨/アリゲーター・ペア(英:alligator Pear)」だけが、見た目からついた名前ですね。

「バター」は皆さんご存知パンにぬるバターのことです。アボカドの果肉のねっとりした感じがバターに似ているからです。バターの濃厚でクリーミーな感じが表現され「森のバター」とは、なるほど!と思ってしまいます。中国では牛の油という意味の「牛油果」と書くみたいですよ。(カタカナで書くと「ニウヨウグオ」発音はわかりません。笑)牛脂かぁ~。これもわかる気がします。

 食感に加え、中南米の「貧乏人のバター」は、高価なバターが手に入りにくく、バターのかわりにアボカドをぬって食べていたという食べ方にも由来しています。他にも、イギリスには「海軍士官候補生のバター/ミッドシップスマンズ・バター(英:Midshipman’s Butter)」という呼び名もあるそうです。これは、大航海時代、船乗りが寄港地でアボカドを手に入れ、航海中に乾パンにぬって食べていたからとか…。

 ここで少し毛色が違うのは、「バター・フルーツ」 これも食感+食べ方が関係しています。インドやベトナムなどの一部のアジア圏では、アボカドを野菜としてサラダで食べるより、果物として砂糖や練乳などと混ぜてデザートとして食べる習慣があるので、そのまま「バター・フルーツ」という別名になりました。

 最後に「ワニの梨」ですが、梨とつくのでバター・フルーツのように果物扱いかと思えば、英語圏の呼び名なので、日本と同じく生活上では野菜扱い(植物学的な分類は果物)です。そして・・ワニ・・・そう言われてみれば、アボカドの果実の外側は、緑色でゴツゴツしていて、見た目がワニの表皮に似ていますね。・・・ということで、ワニの梨は完全なる見た目、由来ということでしょう。中国語には「牛油果」以外にも、「鰐梨(カタカナ表記:アーリィ)」と書く場合もあるようです。これはきっと英語alligator Pearの直訳だと思います。だって、漢字がそのままだもの・・・笑

アボカドの別名、けっこうありましたねぇ~。余談ですがアボカド(Avocado)の語源は、アワカトルだそうです。アステカ族が使うナワトル語のタマタマ(睾丸)を意味するアワカトルが、アステカ文明にふれたスペイン人がきき、自分たちが表現しやすいアグアカテと呼ぶようになり、そしてそれが英語圏に伝わる時に弁護士を意味するアボガドと混同され、最終的に現在のアボカドになったらしいです。ですから語源を参考にすれば、アボカドという名前は、見た目から・・・ということですね。

アワカトル(ahuacatl→ アグアカテ(aguacate) → アボガド(abogado)→ アボカド(avocado)

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